神呪文ってあるんですか?
あります!様々な呪文を唱えていたり調べていたりすると絶対に押さえておかなければならない呪文に遭遇します。今回はそんな神呪文をご紹介します。品質呪文やネガティブプロンプトは色々なところで紹介されているのでここでは割愛します。今日から神呪文を使いましょう。
1.神呪文はどんな呪文?
神呪文は単体で唱えても意味をなしません。ここは大事なので良く理解してくださいね。神呪文がなぜ神呪文なのかというととても気づきにくく、見えないものだからです。その部分をきちんと把握、理解して使う事で作画の表現が一気にあがりますので頑張って覚えましょう。
2.神呪文の定義
- 自然のエレメント(火、水、土、風、空気)
- 目に見えない画角や奥行き
- 現実ではない物体もしくは物質
これらが神呪文になります。言っている事がさっぱり分からないと思った方ももう少し読み進めてみてください。
2.呪文を唱えるときの考え方
核心に入っていきますね。上のイラストをみてください。中央の雲から水しぶきみたいな雲がでています。こんな雲を現実世界で見たことがありますか?多くの方は無いかと思います。写真と違ってイラストは嘘をついても良い芸術です。ここでピンときた方は神呪文を唱えられると思います。
2.エレメント系
- 赤い風
- 緑色の炎
- 黄色の水
- 真っ黒な大地
エレメント系の呪文は背景を作る時に必須の呪文になります。神呪文は単体では役に立たないとお伝えしましたが使い方の例を見てみます。
({red|blue|white} {soil|air|water|fire|wind|}),({city|forest|sea|})
こんな呪文を唱えてみます。初めて見る方は頭が痛くなるかと思いますが簡単です。一緒に覚えてください。この呪文はこう言っています。
({赤or青or白} {土or空気or水or火or風}),({街or森or海})
上のように考えます。{}はここからここまでだよ。って言っています。|はorという意味です。()はこれで一文だよ。という意味です。そうするとAIがランダムにこれを作ってくれます。赤い土、青い空気、白の水、赤い風とかですね。ただし、これだけだと良く分からない絵が描かれるので街、森、海もランダムにしています。
- 赤い風が吹いている森
- 緑色の炎が燃えている街
- 黄色の水が流れている海
- 真っ黒な大地と街
こんな感じな背景をAIで自動的に作ってもらいます。エレメントは絶対にどこにでも存在するので背景と合わせると強い呪文になります。したがってエレメントは神呪文となります。考え方が重要でそこに気づくとこれも呪文に書いていいんだ!気づくことが大事です。AIさんは絵がお上手なのですが指定するところは指定しないときちんと動いてくれません。ちなみに私のAIさんの名前はMAKIMAです笑
3.神呪文の作例
基本の考え方を抑えて頂けたと思いますので神呪文作例になります。沢山使ってみて色々試してみてくださいね。
項番 | 神呪文 | 効果 |
---|---|---|
1 | sense of depth | 奥ゆき感(必須呪文) |
2 | absurdity | 不条理(ファンタジー作品で必須呪文) |
3 | smile | みんな大好き笑顔です |
4 | (dynamic pose),(dynamic angle) | 躍動感のある構図とポーズが出やすくなります |
5 | 色+water+背景 | 色のついた水 |
6 | 色+soil+背景 | 色のついた土 |
7 | 色+wind+背景 | 色のついた風(強力呪文) |
8 | {floating} 色+clouds | 浮いている色のついた雲 |
9 | {floating} 色+flowers | 浮いている色のついた花 |
10 | catch light | 目にキャッチライトを入れます。(被写体が生き生きとします) |
3.神呪文一覧
下の表は一例です。光の種類(レーザー光線とかパーティクルとか)も組み合わせると面白い絵になりますよ。全て書くと大変なので色々皆さんでも試してみて発見してくださいね。また、下の表の色も一例です。好みの色を見つけて指定してあげてくださいね。色の呪文記事はこれ(↓↓)ですので参考にしてください。
項番 | 神呪文 | 区分 | 使い方 |
---|---|---|---|
1 | sense of deps | 必須級 | 忘れずに唱えましょう |
2 | {floating} {red|blue|green|white|yellow} {clouds} | 浮遊系 | 唱えておけば綺麗になる(オススメ) |
3 | {floating} {red|blue|green|white|yellow} {crystals} | 浮遊系 | 唱えておけば綺麗になる(失敗もある) |
4 | {floating} {red|blue|green|white|yellow} {cubes} | 浮遊系 | 唱えておけば綺麗になる(失敗もある) |
5 | {floating} {red|blue|green|white|yellow} {currents} | 浮遊系 | 唱えておけば綺麗になる(失敗もある) |
6 | {floating} {red|blue|green|white|yellow} {feathers} | 浮遊系 | 唱えておけば綺麗になる(失敗もある) |
7 | {floating} {red|blue|green|white|yellow} {fire} | 浮遊系 | 唱えておけば綺麗になる(失敗もある) |
8 | {floating} {red|blue|green|white|yellow} {flowers} | 浮遊系 | 唱えておけば綺麗になる(オススメ) |
9 | {floating} {red|blue|green|white|yellow} {ice} | 浮遊系 | 唱えておけば綺麗になる(オススメ) |
10 | {floating} {red|blue|green|white|yellow} {ink} | 浮遊系 | 好みのを適当に唱えておけば綺麗になる |
11 | {floating} {red|blue|green|white|yellow} {octahedron} | 浮遊系 | 好みのを適当に唱えておけば綺麗になる |
12 | {floating} {red|blue|green|white|yellow} {particles} | 浮遊系 | 好みのを適当に唱えておけば綺麗になる |
13 | {floating} {red|blue|green|white|yellow} {ribbons} | 浮遊系 | 唱えておけば綺麗になる(オススメ) |
14 | {floating} {red|blue|green|white|yellow} {soap bubbles} | 浮遊系 | 唱えておけば綺麗になる(オススメ) |
15 | {floating} {red|blue|green|white|yellow} {spikes} | 浮遊系 | 唱えておけば綺麗になる(失敗もある) |
16 | {floating} {red|blue|green|white|yellow} {spirals} | 浮遊系 | 唱えておけば綺麗になる(失敗もある) |
17 | {floating} {red|blue|green|white|yellow} {tatoos} | 浮遊系 | 唱えておけば綺麗になる(失敗もある) |
18 | {floating} {red|blue|green|white|yellow} {thorns} | 浮遊系 | 唱えておけば綺麗になる(失敗もある) |
19 | {floating} {red|blue|green|white|yellow} {vines} | 浮遊系 | 唱えておけば綺麗になる(失敗もある) |
20 | {floating} {red|blue|green|white|yellow} {water magic} | 浮遊系 | 綺麗だけど水に足が水没している水没画になりやすい |
21 | {red|blue|green|white|yellow} {wind} | エレメント | 背景と合わせる(オススメ) |
22 | {red|blue|green|white|yellow} {soil} | エレメント | 背景と合わせる |
23 | {red|blue|green|white|yellow} {water} | エレメント | 背景と合わせる(オススメ) |
24 | {red|blue|green|white|yellow} {air} | エレメント | 背景と合わせる |
25 | {red|blue|green|white|yellow} {fire} | エレメント | 背景と合わせる(火は扱いが難しい) |
4.注意事項
今回は私の使っている神呪文をご紹介させていただきましたが、「被写体」「光」「背景」「オプション(アクセや建物)」など作画としては全体のバランスを調整する事が大事です。そこは皆様のイメージを具現化していってくださいね。また、使いすぎは作画がワンパターン化してしまいます。作りたい作品に対して効果的に使ってくださいね。
では楽しいAIお絵描きライフを!
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